こんにちは、こんばんは、ギカレンジャーです。
阪神甲子園球場(阪神甲子園球場)でよく聞く待ち合わせの定番ワード。

ほな、1号門前で!
でも、初めて来た人ほどこう思いませんか?

1号門って“正面入口”じゃないの????

なんで、中途半端なところに1号門があるの?
確かに、現代の感覚だと“1番=正面”というイメージがあります。
しかし甲子園の場合、その発想は少し違います。
結論から言うと――
1号門は“正面”ではなく、外周番号の「スタート地点(起点)」なのです。
1号門は「ぐるっと一周する通し番号の1つ目」
甲子園の号門は、球場の外周を時計回りに並ぶ“連番”です。
そして重要なのが、
24号門の次が1号門になるという構造。
実際に運用資料には
「1号門と24号門の間」といった表現が登場します。
これはつまり、
24 → 1 と番号が“循環”している
ということです
甲子園の号門は、正面を基準にした序列ではなく、
時計の文字盤のような循環構造
なのです。
そして、その「継ぎ目(起点)」が一塁アルプス側に置かれている。
だから、そこが1号門になる。
■ では、なぜ“一塁側”が起点になったのか?
でも、
「なぜその場所(1塁アルプス)がスタート地点なの?」
この疑問を、歴史と運営の視点から整理してみます。
① 甲子園は“高校野球中心”で設計された球場
1924年開場当時、甲子園は
プロ野球の本拠地ではありませんでした。
全国中等学校優勝野球大会(現在の高校野球)のために建設された球場です。
そのため想定されたのは、
- 学校単位の大応援団
- 吹奏楽
- 団体での入退場
そして拡張期にはアルプススタンドが整備され、
とくに一塁側アルプス周辺が“団体運用の中核”となっていきます。
大人数が動く場所を基準点にするのは、運営上とても合理的です。
② 阪神電鉄が造った“駅導線優先”の球場
甲子園は阪神電鉄によって建設されました。
つまり設計思想の中心は、
- 駅からどう人を流すか
- 外周をどう整理するか
駅からの動線と外周整理のバランスを考えた結果、
一塁側を基準点とするのは自然な選択だったと考えられます。
③ 甲子園は「1塁/3塁」で世界が分かれている
現在の座席案内を見ても、
- 1塁アルプス席
- 3塁アルプス席
- 1塁ベンチ側
- 3塁ベンチ側
という整理が基本軸です。
その中で“運営上の基準点”を
1塁側に置くのは、構造的にも理解しやすいですね。
■ だから違和感が生まれる
現代人の感覚では、
「正面玄関=1番」
が当たり前。
でも甲子園は100年以上前の設計思想を今も引き継いでいます。
だからこそ、
「1号門ってそこなん?」という違和感が生まれる。
しかしその違和感こそ、
甲子園が“歴史の塊”である証拠とも言えるのです。
きっと、ちょっとだけ
甲子園の見え方が変わるはずですね。


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